この記事では『ハンドメイドが売れなくて、落ち込んだ時』対処法と、悩んだ時こそチャンスになる話をしていきます。
今回は『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』この本を読んで分かったことをお伝えします。
メルカリ・minne・creemaで、思うように売れないと、不安になりませんか?
・私の作品に魅力がないのかな…
・写真が悪いのかな?
・価格が合っていないのかな?
・そもそも私には向いていないのかな…
・他の人は売れているのに、どうして私は売れないんだろう…
考え始めると、悩みはどんどん大きくなる。
でも、見方を変えると、悩みがあるからこそ、人は考えることができます。
- 売れない
↓ - なぜ売れないのか考える
↓ - 「写真・タイトル・説明文・価格・検索キーワード」を見直す
↓ - 改善のヒントが見つかる
↓ - 次の行動につながる
つまり、悩みは、ただ苦しいだけじゃない。
考える方向を変えれば、売れるチャンスにもなります。
『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』
この本は、東洋哲学について書かれた本で、釈迦・孔子・孟子など考え方が紹介された本ですが…内容はとても難しいです。
※ちなみに私は、本はオーディブルで聴き読みしています。目で読むのは本を読む時間に拘束されるため、何かをしながら読んでいます。読書が苦手な方には耳で聴くのがおすすめです。
私は30回ほど読んで、本の内容を理解した気がしますが、東洋哲学には「体験」しなければ「答えを知った」ことにはならないので、完全に理解したとは言えません。
その「答えを知ったことにはならない」についても解説します。
本の内容は面白かったので、私としては本の評価は高いですが…時間がない方には、この本を読んで理解するのは大変かもしれません。
⇩
なので…この記事では、この本から学べること
悩みへの対処法と、ハンドメイドが売れるチャンスにつながる話をしたいと思います。
⇧
「売れるチャンス」というと…
ちょっと怪しい…
そう思う方もいるかもしれませんが…
実現可能な話です!!
では早速!本の中で特に、印象に残ったことからお話します。
東洋哲学では『言葉や知識だけでは本当の理解はできない』と言われています。
言葉は、とっても便利
言葉があるから、私たちは物事を区別できる
⇩
区別できるから、理解できる
⇩
理解できるから、考えることができる
⇩ でも…
「区別すること」で、苦しみも生まれる…。
この苦しみを減らして、チャンスに変えることができる!
史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち
著者:飲茶
おすすめ度:★★★★★
作家さんおすすめ度:★★☆☆☆
悩みが生まれる理由

言葉で区別するから、悩みが生まれる。
人は、言葉で物事を分けて考える。
例えば…
売れた/売れない
成功/失敗
上手い/下手
自分/他人
人気がある人/人気がない私
センスがある人/センスがない私
⇧
分けることで、物事は理解しやすくなる。
でも、分け方に心が縛られると苦しい。
例えば、ハンドメイドが売れなかった場合。
⇩
- 売れない
↓ - 私の作品はダメなのかもしれない
↓ - 私にはセンスがないのかもしれない
↓ - 他の人は売れているのに、私だけ売れていない
↓ - もう無理かもしれない
↓ - 私は向いていないのかもしれない
⇧
最初は「売れていない」という出来事だけだったのに、そこから悪い解釈がどんどん増えていく。
本当は、売れていない理由はまだ分からない。
⇩
- 写真が暗いだけかもしれない
- タイトルに「検索される言葉」が入っていないだけかもしれない
- 作品の魅力が説明文で、伝わっていないだけかもしれない
- 価格の見せ方が、合っていないだけかもしれない
- そもそも欲しい人に、届いていないだけかもしれない
⇧
それなのに、人はすぐに…
「私はダメだ」
「向いていない」
「もう無理だ」
という方向に考えてしまう。
ここに、東洋哲学でいう「分別(ふんべつ)」が関係しています。
分別とは、物事を分けて考えること。
分けて考えるから、人は理解できる。
でも、分けて考えるから、人は苦しみも作る。
- 売れた/売れない
- 成功/失敗
- 私/他人
- 良い/悪い
⇧
こうやって、分けること自体は悪くはない。
でも、その分け方を「絶対正しい答え」だと思い込むと、苦しみになるんです。
負のループ

例えば、ボールが飛んできて、自分に当たったとします。
出来事としては、ボールが体に当たった
ということだけかもしれない。
⇩
でも、人間はそこで終わらない。
⇩
- ボールが私に当たった
↓ - 誰かが私に当てたのではないか?
↓ - 悪意があったのではないか?
↓ - 誰が狙ったのか?
↓ - そういえば最近、誰かがこそこそ話していた
↓ - あれも私のことだったのかもしれない
↓ - やっぱり私は何かされているのかもしれない
⇧
ひとつの出来事から、解釈が解釈を生む。
最初は「ボールが当たった」だけだった。
でも、そこに「悪意があったのではないか」という解釈が加わる。(解釈がどんどん変化)
さらに、「誰がやったのか」という考えが出る。どんどん、関係ない過去の記憶まで結びついてくる。
こうして、頭の中で負のループが作られる。
- 出来事
↓ - 解釈
↓ - さらに解釈
↓ - 過去の記憶と結びつく
↓ - 不安が大きくなる
↓ - 現実よりも、頭の中の物語に苦しむ
もちろん、本当に悪意がある場合もある。だから、解釈することが全て悪いわけではない。
⇧
でも、証拠がない段階で解釈を重ねすぎると、現実を見ているようで、実は自分の頭の中で作った物語を見ている状態になる。
これは、ハンドメイドの悩みでも同じです。
- 売れない
↓ - 作品が悪い
↓ - 私には才能がない
↓ - 他の人には勝てない
↓ - もう続けても意味がない
⇧
この流れに入ると、現実を冷静に見れません。
本当は、「売れない」という状態には、色々な原因がある。
でも、自分を否定する方向に解釈してしまうと、改善ではなく苦しみだけが増えてしまいます。
分けて考える
ここで大事なのは、分別(ふんべつ)、分けることが悪いわけではないということです。
人間は、分別があるから考えられる
分別があるから、危険と安全を区別できる
必要なものと不要なものを分けられる
改善すべきところを見つけられる
ハンドメイドの場合も、分別がなければ改善ができません。
だから、東洋哲学的に大事なのは、分別を全部無くすことではなく、分別に飲み込まれないことです。
「売れる方法」だけ知っても意味がない

この本を読んで、印象に残ったことの一つ「言葉や知識の限界」
言葉は必要、知識も必要。
何も知らなければ、人は動けない。
何から始めたらいいか分からない。
どう改善すればいいか分からない。
そういう状態だと、不安から行動できなくなったり、知らないことで改善する機会をなくしてしまいます。
だから、知識は必要。
⇧
でも、知識には危険もあります。
知識はヒントになるが、答えではない
人は、言葉によって知識を得ることができます。
本を読んだり、人の話を聞いたり、成功している人の体験談を知ったりすることで、たくさんの情報を得ることができます。
でも、それを知ったからといって、すぐに自分の答えが見つかるわけではありません。
本当に分かるためには、実際に自分で体験してみる必要があります。
ハンドメイド販売での「実体験」
ハンドメイド販売で
- こうしたら売れました
- こういう写真がいい
- この価格設定が大事
- 売れる人はこうしている
などの情報はとても参考になります。
しかし!
それが、そのまま自分にとっての正解になるとは限りません。
なぜなら、ハンドメイドは一人ひとり条件が違うからです。
- 作っている作品も違う
- 価格も違う
- 材料費も違う
- 使える時間も違う
- 写真の雰囲気も違う
(撮影できる環境が違う)
- 販売している場所も違う
(メルカリ・minne・マルシェ・委託販売・祭事)
- 見てくれるお客さんも違う
(お客さんの層)
だから、誰かの成功体験をそのままマネしたとしても、同じ結果になるとは限りません。
⇩ その理由
大きな成功がある人でも失敗する
例えば、USJを立て直したことで知られ、ジャングリア沖縄にも関わっている森岡毅さんのような、マーケティングの優秀な専門家でも、実際に事業を始めてみないと分からないことがあります。
森岡さんが率いる『刀』が運営していた「イマーシブ・フォート東京」は、没入型の体験を楽しめる大きな施設でした。
ですが、この施設は2026年2月28日に営業終了しました。(約2年で営業終了)
理由として、当初は大人数を対象にした「ライトな体験」が中心になると考えられていたものの、実際には人数を限定した「ディープな体験」への需要が強かったことが挙げられています。
ただし、「イマーシブ体験に需要がある」という見込み自体が完全に間違っていたわけではありません。
むしろ、需要はあった。
でも、どんな体験が求められていたのか。
どのくらいの規模が合っていたのか。
どんな形なら続けられたのか。
⇧
そこに、実際に始めてみないと分からないズレがあったんです。
この例を見ても、統計やマーケティングは、失敗の確率を下げるための道具ではあっても、成功を保証するものではないのだと感じます。
どれだけ知識があっても、どれだけ実績があっても、現実に出してみて初めて分かることがあります。
これは、ハンドメイド販売でも同じだと思います。
実際に売れている作家さん、マーケティングの専門家の話は、とても参考になります。
写真の撮り方、価格の決め方、SNSの使い方、出品の工夫など、学べることはたくさんあります。
でも、その人のやり方が、そのまま自分にも当てはまるとは限りません。
例えば、ある人がピアスの販売で成功したとしても、羊毛フェルトや布小物、紙雑貨に同じ方法が通じるとは限りません。
その人が売れ始めた時代は、今より競合が少なかったかもしれません。
SNSが伸びやすい時期だったかもしれません。
毎日たくさん制作できる生活環境があったのかもしれません。
だから、成功者の話やマーケティングの知識は、「答え」ではなく「ヒント」として受け取る方がいいと思います。
「この人がこう言っているから、これが正解なんだ」と考えるのではなく
- この考え方の中で、私にも使えそうな部分はどこかな
- 私の作品や制作活動に当てはめるために、どう変えたらいいかな
- 私のお客さんには、どんな形なら届けられるかな
と、自ら考えることが大切なのだと思います。
つまり、知識はそのまま使うものではなく、自分の状況に照らし合わせて、そこから自分なりの考えやアイデアを生み出していくための材料。
ハンドメイドは、一人ひとり作っているものが違います。
だから、「これをすれば絶対に売れる」という答えを探すよりも、自分の場合はどうなのかを考えて、小さく試していくことが大切なのだと思います。
- 写真を変えてみる
- タイトルを変えてみる
- 説明文を変えてみる
- 価格を見直してみる
- 販売場所を変えてみる
その反応を見て、また修正する。
そうやって実際に試していく中で、少しずつ自分に合った答えが見えてくるのだと思います。
AIやネットの情報

AIやネットの情報だけでは、本当に分かったことにはならない。
今は、AIやネットを使えば、色々な情報を手軽に知ることができます。
でも、情報を簡単に得られることと、本当に理解できることは違うのだと思います。
AIは、こちらが質問すれば答えてくれます。ネット上にある情報をもとに、分かりやすく整理してくれます。
でも、自分の中に「知識」や「問題意識」がなければ、何を質問すればいいのかが分かりません。
例えば
「ハンドメイドで売れる方法を教えて」
と聞けば、AIはそれらしい答えを出してくれます。
写真・タイトル・説明文・価格などの改善、そういう答えは出てきます。
そこから、
「自分の作品の場合はどうなのか」
と深掘りしていくには、自分の中にもある程度の知識が必要です。
何も知らない状態だと、何が分からないのかも分かりません。だから、質問することすら難しくなります。
これは、人から教わる場合でも同じです。
例えば、実際にハンドメイド作品を売っている作家さんが、「売れるためにはこうした方がいい」と発信していたとします。
実際に売れた人の経験には、ネットで調べただけでは分からないリアルがあります。
でも、その人が言葉で説明してくれたことが、その人の経験の全てではありません。
- その人が今まで、どんな作品を作ってきたか
- どんな環境で育ってきたのか
- どんな場所に住んでいるのか
- 周りにどんな人が居たのか、居るのか
- どんなお客さんと出会ってきたか
- どんな失敗をして、どんな感覚を身につけてきたのか
そういう背景のすべてを、言葉だけで受け取ることはできません。
人の考え方は、その人が生きてきた流れや、置かれてきた環境の中で作られていくものだと思います。
だから、どれだけ丁寧に
「私はこうして売れました」
と説明してもらったとしても、その人の頭の中や、体験してきたことのすべてを理解することはできません。
誰かの成功体験を聞くことは大切です。
AIやネットで情報を集めることも大切です。
実際に売れている人から学ぶことも、大きな近道になると思います。
でも、それらは自分にとっての答えそのものではありません。大切なのは、その情報をそのまま受け取ることではなく、その背景を考えることです。
本当に分かるためには、知識をもとに自分で考え、行動し、体験していく必要があると私は思っています。
簡単に売れる方法

東洋哲学では、悩んでいる人に対して、解決策をそのまま伝えないことがあります。
「答えはこれです」
と最初から説明するのではなく
⇩
「これをやってみなさい」
「このように考えてみなさい」
というように、一見すると回りくどい形で伝えます。
教えてもらっている側からすると…
「なんで最初から答えを教えてくれないの?」
となると思います。
でも、それには意味があるんです。
最初から答えを知ってしまうと、人はそこで分かった気になって、行動しないことがある。
分かった瞬間に、実際に行動する前に満足してしまう。
でも、本当に大切なのは『答えを知ることではなく、実際にやってみて、自分の中で気づくこと』なんです。。
『言葉で聞いて分かること』と『実際に行動して分かること』は違います。
だから東洋哲学では、あえて遠回しな伝え方をしていたのかもしれません。
すぐに答えを渡すのではなく『本人が考え、悩み、実際に動く中で、真の理解にたどり着くようにしていた』のだと思います。
これは、ハンドメイド販売に通じる思いました。
うまくいった人、専門家から学ぶことも、近道になると思います。
でも、簡単に答えを知ったつもりになることが一番危ないと思います。
ハンドメイド販売は人によって条件が違いますよね。
もちろん、成功した人の成功体験は凄いこと。
でも、『わりと簡単にうまくいった場合、何が良かったのか、どこが成功につながったのか』を、深く考える機会が少ない可能性もあります。
逆に、なかなか売れずに悩んだ人は、失敗の中で考えます。
なぜ、うまくいかなかったのか。
何が足りなかったのか。
どこでズレていたのか。
次は何を変えればいいのか。
失敗するたびに、考える材料が増えていく。
失敗した
⇩
次はこうしてみよう
⇩
また失敗
⇩
別の方法を試してみる
そうやって考え続けた人は、自分の中に経験が残ります。
だから、売れる方法を知ることだけが大事なのではないと思います。
むしろ大切なのは、答えを聞いた後に、自分で考えることです。
芯が強い人が良いとも限らない

東洋哲学者の「老子」の考え方で印象に残ったのは、『水のような柔らかさ』です。
- 水は柔らかい
- 形がない
- 器に合わせて形を変える
- 低いところへ流れる
⇧
一見すると弱そうに見える。
でも、水は硬いものを削る。
岩を少しずつ削る。
強いものに正面からぶつかるのではなく、形を変えながら進んでいけます。
また、人間も生きているときは柔らかい。
でも死ぬと硬くなる。
草木も生きているときは柔らかく、死ぬと硬くなる。
⇕
- 硬いものは強そうに見える
- でも、強く叩かれると割れる
⇕ - 柔らかいものは弱そうに見える
- でも、折れにくく、形を変えて残る
⇩
考え方にも当てはまる。
自分の考え方がしっかりある人は、強く、立派に見えます。
これが正しい。
こうでなければならない。
でも、『硬い考え方』は、現実が少し変わっただけで折れやすい。
一方で、水のような考え方は柔らかい。
⇩
- 今はこう見えるけれど、違うかもしれない
- 少し試してみよう
- うまくいかなかったら変えてみよう
- 知識は増やす努力はするけど、知識に縛られない
- 自分の中に答えは持つけれど、必要なら手放す
この柔らかさが、本当の強さかもしれません。
状況に合わせて形を変えながら、目的に向かって進むことが自分自身の進化になると思います。
アイデアのつくり方

ハンドメイドの悩みで多いのが、作品の『アイデア』だと思います。
ほとんどの作家さんが、悩みつつも、何とかアイデアを絞り出し、作品にされていると思います。
では、そのアイデアはどこから、どうやって生まれるのか?このことを教えてくれる本があります。

アイデアのつくり方
著者:ジェームス W.ヤング
アイデアは、何もないところから突然生まれるわけではありません。
⇩ 大まかには
資料を集める(情報を集める)
↓
集めた資料について考える
↓
考えて、考えて、考える
↓
一度考えるのをやめる
↓
ふとアイデアが出る
↓
実際に形にして試す
という流れがあります。
既に実践されている作家さんもいると思いますが、中々作品のアイデアが思いつかない作家さんは、まずは色んな所から情報収集をしてみてください。
それから、このアイデアの話は『作品のアイデア』だけでなく『売れる流れ』を作ることにも通じています。
自分ひとりで考えるのではなく、売れている人からアドバイスを受けたり、自分で調べて学ぶことも大事です。
ただし、前文でもお話したように、『売れる方法、アドバイス』を聞くだけでは意味がありません。
自分の中でかみ砕いて考えて、考えて、考えることが大事です。
まとめ
ハンドメイドが思うように売れないと
落ち込んだり、自分の作品に自信がなくなることもあると思います。
でも、悩みはただ苦しいだけのものではなく、自分で考えるキッカケにもなります。
売れている人、マーケティングの専門家、AIやネットの情報も参考になりますが…
情報を知っただけで、自分の答えが見つかるわけではありません。
ハンドメイド販売は、作品・価格・環境・お客さん・使える時間など、人によって条件が違います。
だから、誰かの成功方法をそのままマネしても、同じ結果になるとは限りません。
大切なのは、得た知識を『自分の作品や状況に照らし合わせて考える』ことです。
売れない理由を決めつけてしまわないようにして、何が合っていないのかを見直し、小さく試して、反応を見て、また修正する。
また、『アイデアのつくり方』の本でも書かれているように、アイデアは何もないところから突然生まれるものではありません。
情報を集め、考えて、いったん離れ、また形にして試す中で生まれていきます。
作品作りも、売れる流れ作りも同じだと思います。
悩みは、そこで終われば苦しみになります。
でも、考える方向を変えれば、改善のヒントになります。
売れない悩みは、自分の作品や販売方法を見直し、新しいアイデアにつなげるチャンスにもなるのだと思います。


