ハンドメイド作品に対する『値引き交渉』みなさんはどう思いますか?
購入者と作家さんでは感じ方が違うことも多くて、なかなかデリケートな話題かもしれませんね。
今回は、「メルカリでのハンドメイド作品に対する値引き交渉」について
実際に作家さんたちにアンケートをお願いしました!
リアルな声を聞くことができて、とても勉強になりました。
ご協力いただいた作家の皆さま、本当にありがとうございました🥰
目次
- ハンドメイド品への値引き交渉どう考える?
- 値引き交渉はNGですか?
- 値引き交渉NG・OKの理由を教えてください
- 値引き交渉の頻度は?
- 値引き交渉された際の対応
- 値引き後に購入されなかったことは?
- 値引き交渉の具体例
- 値引き後に購入してもらうための対策
- 極端な値引き交渉への対応
- 「値引き交渉不可」とプロフィールに記載している?
- 「値引き不可」と書いていても交渉される?
- 値引きを断った後に購入される?
- 「値引き交渉ある」と回答:何%の人が買ってる?
- 値引き対応は負担ですか?
- 値引き交渉でのトラブルはありましたか?
- その他:値引き交渉で伝えたいこと
- ハンドメイド販売で悩みがあれば教えてください
- メルカリの改悪システム?
- まとめ
ハンドメイド品への
値引き交渉どう考える?
ハンドメイド作品に対する「値引き交渉」、みなさんはどう感じていますか?
作家さんとお客さん、それぞれの立場で見方が変わる話ですよね。
今回私は、「メルカリで売られているハンドメイド作品への値引き交渉」について、作家さんたちにアンケートをお願いしました。
たくさんのリアルな声を聞くことができて、本当に参考になりました。
実は私自身、アンケートをとる前から「ハンドメイド作品に値引き交渉はちょっと違うな」と思っていました。
アンケートの結果を見ても、その気持ちは変わらず、できれば値引き交渉は控えてほしいなと感じています。
なぜそう思うかというと…
「値引き交渉がないほうが、作家さんにとってもファンにとってもいい」と思うからです。
実際、「値引き交渉に疲れてしまっている」「対応が大変で…」という作家さんの声はたくさんあります。
その影響で、メルカリでの出品をやめようと考えている方もいるかもしれません。
中にはすでに「フリマアプリでは値引き交渉があるから、出品していません」という作家さんもいて、そういった声もよく耳にします。
私はメルカリが大好きです。
不用品を売ったり、他の人のいらなくなったものを買ったり。
ハンドメイド作品も、メルカリでしか買ったことがありません。
たしかに、minneやCreemaといった専門サイトのほうが作品を探しやすいかもしれません。
でもメルカリなら、売上金でそのままお買い物ができるし、ハンドメイド作品もたくさん出品されていて、私はやっぱりメルカリ派!
もし…今後さらに値引き交渉が増えてしまって、作家さんの負担が大きくなったら…
メルカリでハンドメイドを出品する作家さんが減ってしまうかも。
それはとても残念なことですよね。
ただし、これは私が思うことで、考え方は人それぞれだと思います。
私の意見が正しわけではないし、作家さんの中にも値引き交渉はOKだとおっしゃる方もいました。
色んな意見があることを知って、私もみなさんも、自分の考え方を見つめなおす機会にできたらいいなと思います。
値引き交渉はNGですか?
今回26名の方に、アンケートのご協力をいただきました。
ご回答いただいた26名の方以外にも、たくさんの作家さんからお気遣いとご協力をいただき、本当に皆様に感謝しています。

結果はこのようになってます!
- 値引き交渉NG …23名
- 値引き交渉OK …3名
私はハンドメイド作品に対して「値引き交渉はすべきではない」と考えていました。
むしろ、「値引き交渉」があるとは思っていなかったんです。
でも…たくさんの作家さんと接するうちに、ハンドメイド作品にも「値引き交渉がある」ことを知りました。
どれくらい「値引き交渉」があるのだろう?と疑問になり、今回のアンケートを実施、お願いしたというわけなんです。
このアンケート前には「Yahoo!知恵袋」で、「値引き交渉について」聞いています!
そのリンクを貼りたかったんですが、ちょっと私の性格の悪さが出すぎているので、知恵袋は載せるのやめました(笑)
知恵袋では、購入者側の意見(値引き交渉をする気持ち)を聞くことができました。
一例ではありますが、このような意見もあるようですね。
フリマアプリなのだから、ハンドメイド品でも値引き交渉はする
メルカリは買い手市場です
趣味で作ってもったいないから、他人に売る、副業で制作している
値引き交渉しない人は、お金があるからです
値引きしていけないというルールはない
値引き交渉NG・OKの理由
を教えてください
今回のアンケートで、値引き交渉「NGの理由」・「OKの理由」を作家さんに教えていただきました。
値引き交渉NGの理由
★全てのお客様が平等になるように、お値引は全てお断りしています。
通常価格でご購入いただいたお客様、以前に購入したお客様に、申し訳ないからです。
★複数購入の方には、おまとめ割引をしています。
★材料費や作成時間を考慮して最低限の値段に設定しているため。
★一つ一つ心を込めて丁寧に制作しており、価格はその手間や材料費を踏まえて設定しているため。
★値引きに応じてしまうと、値崩れする可能性があるため。
★品物の価値を下げたくないからです。
★リピーターのお客様には3%お値引きさせていただいておりますので、新規のお客様は初回はお値引きできません。
★オーダーメイドが多いので、お一人値引きしてしまうと他の方に申し訳ないので。
★製作して販売しているものは、売れなければこちらから値下げをしています。
★素材の傷や汚れなどがあれば、出品時に通常より安く出品しています。
★適正な価格だと思って出品しているので、値下げ交渉されると作品の価値が認められていないようで悲しいです。
★コミュニケーションが大変になるので。
値引き交渉OKの理由
★私が作っているものは、あまり知られていないません。
だから、画像で作品をイメージできない方もいると思っています。
なので、ほんの少しお値引きすることでより多くの方に手にしていただく機会が増えると嬉しいと思い、できるだけお受けするようにしています。
★基本的にはNGですが、何年も売れていなかった商品は値引きしています。
★在庫をためたくないのと、販売実績を増やしたいからです。
★数点購入の際は、気持ち程度ですが、こちらからお値引させて頂いてます。
値引き交渉があった際には、値引きして欲しい理由があったかと思うので、作品改善の機会と捉えるようにしようと思います。
★「可愛いの共有」を理念としています。
価格に納得されてないけど購入したいと思っていただけている方のために、大幅な値引き以外はお応えしています。
★値引き交渉が当たり前になっているようなので、複数ご購入される方のみ値引き対応しております。
★通常は値引きはお断りなのですが、1点物や売れ残り品でしたら、早く売り切るために応じるのはアリかなと思います。
値引き交渉がNGの多くの理由が、「材料代・制作にかかる手間」などを考慮して、なるべく安く価格を設定しているためでした。
私はハンドメイド作品を紹介しているので、色々な作品を見ているのですが、とても安い値段設定をされて、皆さんファンのために努力されていると感じています。
作品によっては価格が高いものもありますが、材料代や製作時間がかかりそうなものは、どうしても価格は高くなるのだろうと思います。
作家さんの多くはお客さんに喜んでももらうために、複数購入してくれた方、リピートしてくれた方には、値引きしてくれています。
値引き交渉がNGの多くは、最初から高い値段で販売していないからなんですね。
そして、作家さんは喜んでもらえるために心を尽くしてくれています。
以前買ってくれた方、今購入してくれるお客さん、みんなのことを思っているからこそ「値引きはしていない」のでしょう。
値引き交渉がOKの作家さんのその理由は、「作品を好きだと思ってくれている、より多くの人に届けたい」、「欲しいけど価格を少し下げてほしい」と思っているお客さんの気持ちに答えたい。
そんな気持ちでOKされているようです。
作家の皆さんは、値引きがNGでもOKでも、ハンドメイドファンやお客さんのためを思っていることが分かる内容でした。
値引き交渉の頻度は?

値引き交渉は、「ほどんどない、時々ある、全くなない」が分かれるような結果でした。
よくあるの回答がなかったため、ハンドメイド全体的に、値引き交渉が時々あることが分かります。
値引き交渉された際の対応
★交渉で値引きをした作品は専用ページに作り変えています。
画像のトップを必ず「○○様専用」という文字の画像に差し替え、「1週間以内にご購入・ご連絡がなければ通常販売に戻します」というような文言を説明文に加えています。
皆さん快く購入してくださる方ばかりで、とてもありがたいです♪
★特に何もしてなくて、お値引き金額を提示すると、即購入してくれます。
★専用ページに変更してお値引きしているので24時間以内に皆さんご購入頂いています。
★まとめ買い依頼で承諾後、ほとんどの方が期限内にご購入手続きをしてくださっています。
★皆さんお値引き後は購入してくださりますが、もし購入されなかったらブロックすると思います。
値引き交渉後の対応で多いのは、「出品ページを専用ページに作り替えて、お客さんがスムーズに購入できるようしている」ことですね。
値引き後に
購入されなかったことは?

値引き交渉後に、購入しない人はいないと思いましたが、念のために、このような質問をしていました。
結果は、「購入されるか、もともと値引きをしていない」というのがほとんどでしたが、中には「ほぼ購入される」という回答がありました。
つまり、値引き交渉で安くしてもらったのに、買ってないという人がわずかにいるということです。
これだけは、どうかやめていただきたいなと思います。
ハンドメイドに限らず、フリマアプリで出品される商品すべてに言えることですね。
顏が見えない取引ではありますが、人と人とのお取引なので、相手の方の気持ちを考えることが大切だと思います。
値引き交渉の具体例
作家さんから「値引き交渉をされるときの具体的な金額」も回答していただきましたが、ここでは具体的な数字は出さないことにしました。
数字を示すことで、交渉が当たり前と感じてほしくないからです。
作家の皆さん、努力して価格を抑えていると思いますので、理解していただけると嬉しいです。
作家さんが「値引き交渉の代わりに、値引きのサービス例」も回答していただいてるのでご紹介します。
★フォローをしていただければ100円お値引き
★まとめ買い割引
★リピーターさんへ3%割引
★複数購入してもらった場合は送料分の値引き
気持ちの良い取引をするためには
ハンドメイドも、それ以外の取引でも、お互いの気持ちを理解しようと努力することが大事ですね!
値引き後に
購入してもらうための対策
作家さんへ「値引き交渉後に、スムーズに購入してもらうための対策」をしているかの質問をしました。
★皆さん快く購入してくださる方ばかりで、とてもありがたいです♪特にありません。
★交渉で値引きをした作品は専用ページに作り変えています。
画像のトップを「○○様専用」という文字の画像に差し替えて、「1週間以内にご購入・ご連絡がなければ通常販売に戻します」と記載して、購入しやすい流れをつくっています。
★値引きの際に、専用ページに変更しているで24時間以内に、皆さんご購入頂いています。
極端な値引き交渉への対応

極端な値引き交渉はあまりないかもしれませんが、もしもあった場合を想定して回答していただきました。
「丁寧に断る」作家さんが多いですね。
「無言対応」「ブロックする」との回答もありましたが、私もそうするだろうと思います。
「値引き交渉不可」
とプロフィールに記載している?

これは、以外だと思ったのですが「値引き交渉不可」と記載されていない作家さんが多いようですね。
値引き交渉はNGの作家さんは多かったので、結果は私の予想と違いました。
私自身の話をすると、私は「値引き交渉不可」と記載しているんですよね。
ハンドメイド作品は作れないので、自分が不要になったものを出品してるんですが
取引数は少なくても、やはり対応が面倒だな~という理由があって記載してるんですよね。
プロフィールと商品ページ(書き忘れもある)両方に記載して、念には念をで記載しています(笑)
「値引き不可」と
書いていても交渉される?

「値引き交渉不可」と書いていても、たまに値引き交渉されるようですね。
ん………この結果は私も分かります。
私も「値引き交渉不可」と書いていますが、ごくたまに、交渉される方がいます。
私は不用なものを出品しているので、その時の気分で、たま~~~~~~~~に、受ける時もありますが、ほとんどは断っています。
ただし、私の不用品販売と、ハンドメイド作品では、全然状況が違うと思うんですよね。
ハンドメイドは1つひとつ、丹精込めて作られているし、制作には時間がかかります。
出品する際にも、写真撮るのにも時間かかるし、梱包発送の手間もかかります。不用品も同じ工程がありますが、全く別だと思うんですよね。
そして、お客さんはたくさんいるので、コメントの返信もしないといけませんよね?
そこに、値引き交渉が入ってくると、また労力が、たーーーーーーくさんかかってくると思うんですよ。
値引きを断った後に購入される?

上のアンケート結果から、値引き交渉を断っても購入される方は多いようですね。
そう考えると…
「欲しい!!絶対買う!だけど、ちょっと安くならないかな?」って軽い気持ちでお願いしている人が多いのかもしれませんね。
「値引き交渉ある」と回答
:何%の人が買ってる?
- 80%…4名
- ?…2名
- 50%、40%、30%…1名づつ
値引き交渉があると回答された方へアンケートです。
ほとんどのお客さんは購入されるようですが、値引き交渉しても買わない人がいるようですね。
値引き対応は負担ですか?

「値引き交渉の負担」は「負担、たまに負担、あまり負担ではない」で6割をしめるので、ほとんどの作家さんは値引き交渉への負担は0ではないことが分かります。
値引き交渉でのトラブルはありましたか?
オーダーをして購入されなかった方がいましたが、別の方が「購入したい」と言ってくださったので良かったです。
オーダーしたのに買わないお客さんがいるのはとても悲しいですね。
回答いただいた作家さんは、その後に買ってくれた人がいたので良かったですが…
それでも、これだけは絶対にやってはいけないことだと思います。
その他:
値引き交渉で伝えたいこと
★「値引きして欲しいと思わせない、買ってよかったな!」と思える様な作品作りを心がけて、これからも精進していきます(ง*˙꒳˙)ง
★最初は丁寧に断ってましたが、それが負担だったりストレスになってしまったので、対応をやめました。
★メルカリの機能で「値引き交渉」が簡単にできるようになったため、買う人の値引きの手間は減っているかもしれませんが、残念な気持ちもあります。
★同じ商品を2つ出品していた場合、1つがなかなか売れなくても、先に購入してくださった方がいるので、その場合は金額は変えないようにしています。
★私もメルカリで購入する際はお値下げ依頼するので、嫌な気持ちにはなりませんし、メルカリの文化なのかなと思っています。
★不用品と一緒にハンドメイド作品を販売していた時は、お値下げ交渉ありましたが、作品のみにしてからはなくなりました。
★再販することも多いですが、お客様によって値段を変えれないので、値引き交渉された場合に、対応に困ってしまうこともあります。
★「手作りだから安い」と考える人もいるのかもしれませんが、材料代や制作時間がかかっていることを理解してもらえたらと思います。
★ハンドメイドに関しては値引き交渉機能は必要ないのでは?と思っています。
納得して、お客さんが買う流れがあればトラブルも少ないと思います。
★少しでも安く購入したい気持ちは痛いほど分かりますが、値引きをされると、心をこもって作っているのに悲しい気持ちになってしまいますね。
ハンドメイド販売で
悩みがあれば教えてください
★仕事で疲れてしまい、空いた時間に商品を作れないのが今の悩みです。
★作成から販売まで自分で行わないといけないが、素人のため、経営学などアドバイスをいただける場所がほしい。
★同じような商品で、他の方がとてもお安く価格を設定されている場合、自分の価格設定が適正かどうか悩む時があります。
★価格設定です!
どれが正解かわかりません…!
★対面販売と違い、画像のみでの販売は大きさや使用感など作品のイメージを伝えるのが難しく、撮影や説明分に苦労しています。
★値段をつけるのが難しく、いつも悩んでいます。
★写真を撮るのが下手で、すごく苦痛になる、、。必ず送った作品が写真より良いと言われてしまう。
目につく販売の仕方がわからない。です。
★羊毛フェルトなので、夏は作業が進まず、アイデアもあまり出てこないので、冬が中心になりやすいです。
★値引きされる前提での金額を設定するべし(。•̀ω-)b
★デザイン丸パクリ事件に遭遇します
(^^;;
驚くほどの忠実に複製した品物をみました。
今の所「複製禁止」などの注意書きで済ませて、直接声をかけた事はありませんが
他の作家さんはこんな時どう対処しているんだろう…と思う時があります
(゚o゚;;
あと、転売禁止と一応記載はしていますが、フリマだから不用品を売ったまでですと倍額転売されたこともありました(*_*)
どちらもトラブル回避のために目を瞑ってしまいます。
作家さんは作品の制作だけではない、色々な悩みがあるんですね。
皆さん苦労しながら、より良い作品作りに励んでいることが分かります。
そんな中で、デザインや作品の模倣、丸パクリもあるようですね。
これは難しい問題です…。
デザインを練りに練って考えてた、そのアイデアをマネされるのは悲しいことでしょう。
考えるのには多くの時間がかかっていると思います。
ハンドメイドは、皆さん初めは本などで学んだり、人の作品をマネして作ってみて腕を磨くのだろうと思いますが…
明らかな模倣作品、自分がされたら嫌だと思うことはしないようにしたいですね。
メルカリの改悪システム?
今メルカリでは「おまとめ依頼」・「値下げ依頼」で手軽に値下げ交渉ができます。
皆さんは、ハンドメイドに対してこのサービスは必要だと思いますか?
「おまとめ依頼」・「値下げ依頼」がもしかすると、分からない方もいるかもしれないので、実際の画像を貼りました。
値下げ依頼

「値下げ依頼」のボタンをタップすると、お願いしたい金額を入力する画面があり、依頼して出品者がOKすれば購入できます。
おまとめ依頼

商品ページの「購入へ」ボタンの横に、「おまとめ依頼」があるので、私は使ったことはないですが、便利な機能だと思っていました。

「おまとめ依頼」をタップすると、まとめたい商品を選べるようになっています。

次に、お値下げしたい金額を設定します。
買う側からするととても便利で、値下げした金額を選べるボタンがあります。
例えば、4点で2,780円の商品を買いたいとき、200円~556円値引きをお願いする選択ボタンがあります。
さらに、希望金額を入力するボタンも。
これをみた購入者は…
「200円オフにしてもらおうか~。もちょい400円オフに?
ん~556円オフまであるから、もう一声600円くらい安くしてくれないかな~」
こんな風に考えてしまいそうですよね。
でも、作家さん側の気持ちを想像すると…
「1点約700円ほどの商品なのに、600円値引きって、1つ100円以上安くしてってことでしょ?
それは辛い、一生懸命作ったのに…悲しい」
こうなると思うんですよね。
これは全て私の想像でしたが、直接お願いしないからこそ、相手の気持ちを汲み取りにくくなっている気もします。
さらに、伝えたいことがあります。

こちら「おまとめ依頼」をお願いするときに表示される金額です。
全体の合計金額が57万円のケースと2,780円のケースでは、ほぼ同じ値下げ依頼金額が表示されます。
さらに、1,400円にたいして、100円の値引きも大きいと思いますが、さらなる値引き金額を指定できるところが、少し恐ろしいことだと思います。
買う側からすれば、「出品者が判断するでしょ」と気軽に考えてしまいそうですが…
皆さんは「おまとめ値引き依頼」をすることは、お客さんとハンドメイド作家さん、お互いにメリットになると思いますか?
どちらも、コメントしなくていいので、手間は省けるかもしれません。
お客さんが「まとめて購入するので、少し値引きして欲しいな~」と思って、この方法で値引き依頼した場合、作家さんは承諾するか拒否するかになります。
作家さんとしては、「まとめて買ってくれるから少し安くしてあげたい」と思っても、この依頼方法だと、お断りか承諾の2択になってしまいます。
もしも、この金額では難しいと思って、作家さんお断りしたら、お客さんは「この人は安くしてくれないんだ~」と思って買うのを断念するかもしれません。
それと…
「おまとめ依頼」をして、そのままの金額で購入された場合は、「まとめたページ」が自動で作成され、作家さんが「安くしてあげたいな~」と思ったら、値段の編集ができるんですよね。
世の中は便利になりすぎています。
一番大切なのは人と人とのつながりです。
お値引き依頼を検討される場合は、作り手の方がいることを想像して行動に移せば、良い結果になると思います。
まとめ
今回のアンケートを通して、ハンドメイド作品に対する「値引き交渉」が、作家さんにとってどれだけ繊細で、時には大きな負担になっているのかがよく分かりました。
値引きに応じていない作家さんも、決して冷たいわけではなく、「買ってくれた方みんなが気持ちよく購入できるように」「最初からできるだけ手に取りやすい価格にしている」など、お客さんのことを考えて行動されています。
一方で、値引き交渉を受け入れている作家さんも、「もっと多くの人に知ってもらいたい」「作品を気に入ってくれた気持ちに応えたい」という思いから対応されていて、どちらの姿勢からも作家さんの優しさが伝わってきました。
値引き交渉そのものを“悪いこと”と決めつけるのではなく、まずは作り手の気持ちを知ること、そして思いやりのあるやりとりができるかが大切なのだと、あらためて感じます。
ハンドメイドは、誰かの「好き」や「想い」が詰まった特別なもの。
その背景にある努力や時間、情熱を尊重しながら、これからも心のこもった作品との出会いを楽しんでいきたいですね。