作家さん紹介 トマトメイド

発想力・創造性を高める方法「無」

ハンドメイド作品づくりには、アイデア・発想力が必要になりますが…

 

みなさんはどうでしょうか?

アイデア力に自信がありますか?

 

アイデア力を磨くには「が大事!

今回は人気の書籍「無(最高の状態)」から

アイデアを作り出すためのヒントを解説したいと思います!

本全体の感想

 無(最高の状態)ー 鈴木祐 著

  (私の評価)

 

理解するには時間がかかる本ですが、数回読むうちに、面白さが増します!

 

人間の本質を知れる素晴らしい本でした。

幸せは短く、ネガティブは長い

人は誰でも幸福を願い、幸せな状態が長く続いてほしいと思っています。

残念ながら、幸福な感情は短く、長く続くことはありません。

逆に、ネガティブな感情は長続きします。

 

他人に言われた一言に引っかかって

ずーっとイライラして過ごすことはよくありますよね?

しばらくして、忘れたと思っていても…

何らかのキッカケで、思い返し、またイライラする。

こんな経験がある人は多いでしょう。

苦しみの種類

 

苦しみを感じている時
   ||
求めていることが達成できてない状態

 

苦しみは辛いですが…なぜ私たちは苦しむのか?

 

「苦しみ」とは…

「自分に不足する何か」を知らせる機能

 

「苦しみ」は不快だけど、気分が良い状態に近づけるために努力したり、原動力にもなる!

 

そう考えれば、「苦しみ」は、苦しみではないし、自分を向上させるヒントになります💡

生活は豊かになったが
「苦しみ」が生まれる

私たちは多くの人と関わり、作業を分担することで、効率的に生きれるようになりました。

 

これにより、生活の質が向上し安全な暮らしを手に入れました。

 

しかし、少ない人数としか関わっていない時よりも、関わる人が増えると複雑さが増します。

 

複雑な状態とは…

つまり!

 

仲間からの裏切り、援助が受けられないなどの「苦しみ」を生むことです。

真の苦しみは「二の矢」!

生きていると、ある程度の苦しみは仕方ありません。

病気になったり、失敗はある誰にでも起こります。

しかし、もっとも私たちを困らせるのは…

 

「二の矢」です!

 

二の矢を放つこととは、嫌な思いを頭の中で巡らせること。

 

なぜ、私だけが…」と考えてしまう。

 

例えば…

「なぜ私だけが病気になってしまったのか?」と考えることです。

 

そして、「二の矢」だけでなく、「三の矢、四の矢を放つ」と、苦しみの深みにはまることになります。

  ⇩
「私が病気になったのは、仕事が忙しかったからでは?」

  ⇩
「私の仕事が忙しいのは、上司が仕事を無理やり押し付けるからでは?」

 

こんな風に、頭の中で何度も悪い考えを巡らせてしまうのは、苦しみが苦しみを生み出している状態です。

 

人は本能的に、過去の記憶と結びつけながら「自分が苦しんでいる理由」を探そうとします。

それは、物事があいまいなままでいることを嫌う性質があるからです。

自分に注目するとメンタルを壊す

自己にこだわるほど、メンタルを壊しやすくなります

「私はだめな人間だ」

「私は失敗ばかりする」など。

 

よく聞く「自分探しの旅」というのは、メンタルを壊す原因になります。

 

自分自身に注目すると…

人間の脳はネガティブに向かいやすいので苦しむことは当然なのです。

怒りは6秒しか持続しない

暴言を吐かれても、6秒ガマンすれば、怒りは静まります。

 

暴言から、脳が認知するまで、4~6秒かかると言われており

10~15分たてば、アドレナリン、ノルアドレナリンの影響はほとんど消えます。

 

6秒間は言い返さず、暴言に意識を向けないようにすれば、怒りのピークから抜けることができます。

人の脳は0.1秒で物語りを作る

プロのテニスプレイヤーが相手のサーブを認識したとき、実際のボールは5mほど進んでいると計算できるそうです。

 

テニスプレイヤーが

目から情報を得て、脳に伝わるまでには時間がかかりますが

驚くことに、脳が認識していないままボールを打ち返しているのです。

 

では、どうやって、ボールを打ち返しているのか?

 

テニスプレイヤーがボールを打ち返せるのは

過去の記憶から「こうなるだろう」と物語を作っているからです。

 

過去の記憶はネガティブな感情を生みやすいのですが、脳が物語りを作るためには、過去の記憶が必要になります。

自分の感情を正しく認識できているか?

感情を上手にコントロールできない人は、今の感情を正しく認識できていません。

  

「怒り ↔ 悲しみ」

「動揺 ↔ 気分が落ち込んだ状態」

 

上記ような感情を区別できていないのです。

 

異なる気分を同じと考える人
  ||
精神を病みやすい

苦しみへの対処

「苦しみをなくす努力をする」
   ↕
「やっても効果がないこともある」
「苦しみのレベルはこれくらだ!」

 

苦しみへの対処は、現実をを見ることです!

具体的な苦しみの対処法

苦しみに対処するための方法を具体的に解説します。

 

作務(さむ):
 目の前で起きていることに意識を向ける。

  ⇧
これが大事!

「私は今茶碗を洗っているな~」などの行動に意識を向ける。

  

自分が今やっている行動に注目すると、自分の感情から逃れることができます。

 

作務については…

 

人気の自己啓発本「反応しない練習:すべての悩みを消し去るブッダの超合理的思考

 

心の状態を「きちんと見る」だけで」の項目にも書かれていた内容です。

 

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

アイデアが生まれやすくなる

自己に意識が向かない
   ||
客観的に判断できる
   ||
うぬぼれ、傲慢さがなくなる
   ||
情報処理能力UP、感情に流されない

(プレッシャーに打ち勝つことができる)
   ||
創造力の向上=好奇心旺盛になり、アイデアを生み出しやすくなる!
   ||
人間性向上=他人に与えようとする気持ちが持てる。

 

立場の違う人、意見が異なる人でも受け入れることができるようになります。

 

つまり!

 

可能性にオープンになれる💡

 

ただし…

どれだけ気をつけても、失敗や危険はあります…

   ⇧
だから!

人の脳は変化を嫌う

 

 

でも、自分が知らない情報を受け入れず、他人におびえていては成長できない。

 

世の中はたえず変化しているので

現状維持は不可能

 

衰退しかない。

まとめ:アイデアを生む
=苦しみを受け入れる

「無」とは――

 
まず、心の中にある「苦しみ」がどんなものかを明確にし

自分の心の状態や現実を受け入れることです。

「苦しみ」は、単なる「苦しみ」ではありません。

つまり、「無」――苦しみは“ない”のです。

 

苦しみを単純に「辛いこと」と捉えると、確かに苦しいままです。

しかし、「苦しみ」は自分を向上させるヒントにもなります。

 

自分に不足している「何か」を理解できれば

その部分を補うために努力することができます。

 

また、「苦しみ」を漠然とした不快感として扱うのではなく

「今、不快に感じるのは気分が落ち込んでいるからだ」

「他人の評価を気にしているからだ」

――このように、不快の理由を明確にすることも大切です。

 

理由がわかれば、対処法が見つかります。

「この不快な状況は〇〇すれば解決できる」

「この不快な状況は変えられないから、受け入れよう」

 

「無」とは、自分の心の状態を理解し、受け入れる精神の在り方。

「無」を習得するというのは、心を磨き、整えることでもあります。

 

「無」を習得できれば

アイデアを生み出せるようになります。

 

 

アイデアを生み出すには

まず「ヒント」が必要!

 

でも、何の情報もなければ、アイデアは生まれません。

 

だからこそ、どこからか情報を得る必要があります。

 

情報や知識は、たいてい自分がまだ知らない世界の中にあり

それを持っているのは「他人」です。

 

 

でも、苦しみにとらわれていると…

人の話を素直に聞けなかったり、行動する気力が出なかったりして

新しい知識に出会うチャンスを逃してしまいます。

 

 

だから「無」でいることは

心を開いて

新しい情報人とのつながりを受け入れるための準備なのです。

そうやって初めて、発想が生まれる土台が整う!

 

「無」とは、何もない状態ではなく

新しいアイデアを受け取るための準備