ハンドメイドを販売していると
知らないうちに間違った判断することがあります。
判断を見誤る、思い込みが起きることで
ハンドメイド作品が売れなくなるので注意です!
思い込みは才能や性格の問題ではなく
人間なら誰でも持っているクセ。
この記事ではー
ハンドメイド作家さんが特に陥りやすい
「バイアス(思い込み)」について整理します。
自分の作品が、実際より
良く見えてしまう心理
自分で作った作品は
どうしても 実際以上によく見えてしまう 傾向があります。
これは
「自分で作った」「自分で選んだ」
という事実そのものが
過大に評価してしまうからです。
心理学では、これを
- IKEA効果
自分で作ったものを過大評価しやすい
- 保有効果(エンダウメント効果)
自分のものを高く評価してしまう
と呼びます。
ハンドメイド作家さんは、
この2つの影響をかなり強く受けやすい!
「これは良い作品だ」という
思い込みが外れなくなる
このバイアス(思い込み)が厄介なのは
自覚しにくいところです。
自分の中では
- 細かに表現できている
- 間違いなく可愛いと思う
- 誰が見ても可愛いでしょ!
そう感じているため
「最高の作品だ!」と思い込んでしまいます。
しかし、お客さんの評価は
そうとは限りません。
作り手の評価と、買い手の評価は
必ずしも一致しません。
初心者ほど自分を
過大評価しやすい心理
もうひとつ
知っておいてほしい心理があります。
それが
ダニング=クルーガー効果です。
これは簡単に言うと
知識や経験が少ないほど
自分の実力を
高く見積もってしまいやすい
という心理現象。
ハンドメイドで言えば
- ハンドメイドを始めてすぐの時期
- 比較する作家さんをあまり見ていない
- 勉強や研究をあまりしていない
この状態では「自分の作品は素晴らしい」
と感じやすくなります。
これは能力が低いから悪いという話ではありません。
「まだ全体が見えていない」
ただそれだけのことです。
勉強しないほど
思い込みは強くなる
制作に対して
- 他の作家さんをあまり見ない
- ネットの売り場全体をチェックしない
- なぜ売れているかを考えない
こうした状態が続くと
自分の感覚だけが判断基準になります。
その結果
「売れない=運が悪い」
「見る目がないお客さんが多い」
と考えてしまい
作品側のズレに気づきにくくなることがあります。
これも、
人としてとても自然な反応です。
大事なのは「疑う」のではなく
「意識する」こと
ここで勘違いしてほしくないのは
- 自分の作品を否定しろ
- 自信を持つな
という話ではありません。
大切なのは
自分は今…
何かしらのバイアス(思い込み)の中で、作品を見ているかもしれない
と、意識し続けること。
この視点があるだけで
- 見直しができる
- 改善点に気づける
- 次の一手を考えられる
ようになります。
売れない時期は「ズレ」
を確認するチャンス
売れなくなったときは、
才能がなくなったサインではありません。
多くの場合
- 自分の評価
- お客さんの評価
この2つが、少しズレてきただけ。
バイアスを知っている作家さんほど
このズレを早く修正できます。
そして、
長く続く作家さんはみんな、
この作業を何度も繰り返しています。
思い込みを外すための方法
客観的にに見るためのチェックリスト
自分の作品は
どうしても良く見えてしまう。
これは、才能の問題でも
経験の差でもなく
人間として自然なことです。
だから大切なのは、
「バイアスをなくす」ことではなく
意識的にズラす仕組みを持つこと。
ここでは、
ハンドメイド作家さんが
自分の作品を客観視するための
具体的な方法とチェックリストを紹介します。
① いったん「自分の作品」だと思わない
まず、いちばん簡単で効果的な方法。
自分の作品だと思わずに見ること。
たとえば
- 他人の作品だとしたら買う?
- 知らない作家さん商品なら、目に止まる?
この視点で見直します。
おすすめなのは、
数日〜1週間あけてから見ること。
作った直後は
どうしても「良く見えるフィルター」が
強くかかっています。
② 検索結果の中に
「混ぜて」見る
次にやってほしいのがこれ。
自分の商品ページを開くのではなく、
検索結果の一覧画面で見る!
- 同じジャンル
- 同じ価格帯
- 同じ用途
その中に、自分の作品を混ぜて見てください。
チェックポイントは
- 一瞬で目に入るか
- スクロールを止めたくなるか
- 似た作品に埋もれていないか
「良いかどうか」ではなく
選ばれるかどうかを見るのがポイントです。
③ 「説明できる魅力」
があるか確認する
自分では「良い」と思っていても、
それが 言葉にできない 場合があります。
そこで、この質問をしてみてください。
- なぜこの作品を選ぶのか
- 他と何が違うのか
もし
「なんとなく可愛い」「雰囲気が好き」
で止まるなら、買い手には伝わりません。
感覚を言語化できるか
これも客観視のひとつです。
④「前に売れたから」
を理由にしない
バイアスが一番強く出るのが、ここ。
・前は売れた
・人気だった
・褒められた
これらは
今の評価を保証するものではありません。
市場も、流行も、
見ている人も変わります。
チェックしてほしいのは
- 今見ても新鮮か
- 初めて見てワクワクするか
- 「またこれか」と思われないか
過去の成功は、
一度いったん横に置きましょう。
⑤ あえて「買わない理由」を考える
おすすめの逆転思考です。
この作品を
買わない理由を3つ考える。
たとえば
- 似たものが多い
- 写真が弱い
- 価格の理由が伝わらない
これは
自分を否定する作業ではありません。
改善点を見つける作業です。
⑥ 第三者に聞くときの注意点
人に見せるのは、とても良い方法。
でも、聞き方を間違えると
意味がなくなります。
❌「これ、どう思う?」
⭕「買うか買わないかで言うと、どっち?」
さらに、家族・仲の良い友達
だけでなく
ハンドメイドに興味がない人の意見も
かなり参考になります。
客観視チェックリスト(保存用)
最後に、
そのまま使えるチェックリストを置いておきます。
□ 初めて見た人でも魅力が伝わる
□ 検索結果で埋もれていない
□ 他と違う理由を説明できる
□ 「前に売れたから」で判断していない
□ 色・形・雰囲気に新鮮さがある
□ 買わない理由を自分で説明できる
□ 感情(かわいい・気になる)を動かせる
3つ以上チェックが入らない場合は、
バイアスが強く出ている可能性あり。
バイアスを知っている作家さんは強い
自分の作品を客観視できる人は
最初から多くありません。
でも、意識し続けられる人は
確実に伸びます。
バイアスがあること自体は
悪いことではありません。
それを知った上で、
少しずつ外していく。
それが長く売れ続ける作家さんの
共通点だと思います🍅✨

